自律神経の乱れからくる多くの不調
環境やお悩みにより、心身のバランスが崩れている方が多い現代ですが、皆さんは、もっと心とからだは繋がっていることを理解し、そして、心とからだの声を聞いてあげることを大切にしていくことが必要だと思っています。
この症状は、
「ストレスや精神的な苦痛によって病を発症」し、
またその反対に「身体の状態によって心や病む」という2つのパターンがあります。
自然に反しストレスを多く抱えることによって、生まれ持っている自然治癒力が崩れ、「自律神経、ホルモンバランス、代謝」へと悪影響を及ぼしてしまいます。
鍼灸療法を通し、からだの弱っている部分を補い、過剰な部分を沈め、バランスよく底上げすることによって、自分の力で自然に生きるお手伝いをして参ります。
肉体的症状
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慢性的な疲労感、だるさ
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めまい、頭痛
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胸の苦しさ、動悸
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不眠
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耳鳴り
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ほてり、冷え
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頻尿、残尿
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下痢、便秘
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胃腸の不快感・・・など
精神的症状
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やる気が起きない
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感情の起伏が激しい
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焦り
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涙が出る
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憂鬱
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不安
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イライラ・・・など
頭痛
頭痛は、疲れや血行不良などが原因の慢性的なものと、風邪を引いたときに痛くなる急性のものがあります。
最近では、長時間のスマホやデスクワークなど同じ姿勢を続けたり、目を酷使する事が多くなりました。
また精神的ストレスで、無意識のうちに筋肉が緊張し血行不良を起こし頭痛を引き起こす場合もあります。
痛い箇所がほぼ同じでズキズキするような痛みは「血」の巡りの低下。
重だるい痛みは「水」の低下。
ストレスや緊張で張るような痛みは「気」の巡りの低下。
など、原因によって症状が異なります。
筋肉を緩めながら血液を巡らせ、からだの内側から補うことが大切となります。
原因
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ストレス
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冷え
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血行不良
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スマホ
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デスクワーク
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運動不足・・・など
腰痛、ヘルニア
腰痛は、筋肉が硬くなることによって、血行が悪くなり腰痛となります。
骨盤の歪みも関係している場合が多いため、足を組んでいる方は気を付ける必要があります。
また、環境によって「血」の巡りの低下で「腎」の働きが弱くなることで起こる腰痛。
「湿」「寒」「熱」の影響を受けたための腰痛。
が、あります。
筋肉を緩めながら血液を巡らせ、からだの内側から補うことが大切となります。
セルフケアとしては、日々の正しい座り姿勢や立ち姿勢を心掛け、運動やストレッチを取り入れることをおすすめします。ヘルニアも当院でも多い疾患の一つですので、お任せください。
原因
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骨盤の歪み
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血行不良
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姿勢不良
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気血の乱れ・・・など
めまい
めまいは、目が回るような感じ、ふわふわするような感じ、気が遠くなるような感じ、ふらふらする感じなど、まちまちです。
めまいが、気血水が不足しているのか、からだの中に余分な熱があるのかを見極めていきます。
水分を取りすぎると余分な水分が体内に増え、めまいを悪化させると考えられます。
そのため、余分な水分がある「水滞タイプ」
水分代謝を助ける「気」の低下の「気虚タイプ」。
「脾」の低下している方は気を付けなければいけません。
血を巡らせ、しっかりと休養していきましょう。
めまいは、大きな病気につながることもありますので、一度調べてもらうことも大切です。
原因
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ストレス
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睡眠不足
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血流低下
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余分な水分
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余分な熱・・・など
不眠
精神の不安定から始まると言われる不眠。
不眠は、中枢神経をつかさどり精神の安定に関係する「心」自律神経をつかさどる「肝」感情に関連する「脾」の働きなどが複雑に関係しています。
からだの内側から足りないものを補い、過剰な部分を沈め、バランスよく底上げしていきます。
ストレス、アルコールの摂取、食べ過ぎはからだに「湿」「熱」がこもりやすくなるので、見直してみましょう。
セルフケアを取り入れながら、ストレス社会と言われていますが心の声を大切に自然に生きることを目指していきましょう。
原因
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ストレス
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運動不足
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アルコール
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生活習慣の乱れ・・・など
生理痛、月経前症候群

東洋医学では、「本来、健康なからだに生理痛はない」と考えます。そのため、生理痛はからだからの重要なサインです。薬を飲むという対処療法ではなく、根本的に体質を見直すことが大切です。
また痛みだけではなく、生理周期、生理期間、量、色、レバー状のものがあるかもポイントになります。
生理は女性のデトックス周期ですので、不快なく過ごせて、正常な生理がくることを目指していきます。
生理痛には、「肝」「腎」が深く関わります。また月経前症候群は「気虚」「血虚」「気滞」タイプになりますので、合わせて整えていきます。
婦人科のお悩みは、冷えとも関係がありますので、からだ全体の底上げが大切になります。
原因
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ストレス
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血行不良
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冷え
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偏食・・・など
冷え

人間は生まれた時、とても温かい37度台で生まれてきます。それは温かいからだはとても強いからです。
小さな赤ちゃんは自分のからだを自分で守ろうと、温かい=強いからだで生まれてきます。それが大人になるにつれ、様々な原因でバランスが崩れ、血液の巡りが低下し、体温が下がっていきます。
体温と体調の目安は
36.5℃ 健康体・免疫力旺盛
35.5℃ 自律神経失調症・婦人科・アレルギー症状が出現
35℃ ガン細胞が最も増殖する温度
34℃ 水に溺れた人を救出後、生命の回復ができるかどうかギリギリの体温
です。これを見ると、体温と体調がどれほど比例されているかがお分かりになると思います。
「冷えは万病のもと」という言葉があるように、冷えはあらゆる病気の下地になりますので決して甘くみてはいけません。
この一度の体温上昇により、免疫力が5倍~6倍上がると言われています。
冷えを自覚されている方は、秋冬を迎える前の春夏の時期からおからだを整えていく事をおすすめいたします。
原因
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自律神経の乱れ
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血行不良
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運動不足
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貧血
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生理痛
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月経不順・・・など
逆子灸
逆子になる原因は解明されておらず、冷えやストレスが一因ではないか、
また、子宮の形や羊水の量、前置胎盤も関係すると言われていますね。
逆子を戻すのに、お灸はとても力を貸してくれますが
28週〜32週が逆子灸の最適な適応時期となります。
34週を過ぎると、確率は下がります。
ただ、やはり帝王切開は出産後にお母さんがとても大変ですし、
32週過ぎてから逆子と言われ、自然分娩でなるべく出産したい!
という方もいらっしゃいます。
その場合は、週2〜3と詰めて受けていくという流れになります。
逆子灸の施術目安
28週〜32週 週1回
33週以降 週2〜3回
逆子灸の初診料は、1,100円となります。